給湯器のリモコンの電源が入らない|確かめる順番と原因

リモコンの表示が真っ暗で、運転ボタンを押しても反応がありません。この状態でまず疑うのは、リモコンそのものではなく給湯器本体に届いている100Vの電源です。
パロマは点検お知らせ表示の説明のなかで「100V電源で動く給湯器」という言い方をしており、ガス給湯器の多くはコンセントから本体へ給電し、リモコンは本体から2芯の線で電気と信号を受け取ります。本体が無通電なら、リモコン自体が正常でも何も映りません。
本記事では、台所と浴室のどちらが消えているかで分ける切り分け・コンセントの抜き差しを試してよい条件・リモコン交換が必要になる表示まで、解説します。

給湯器dock編集部
給湯器のエラーコードと故障の症状を、メーカー公式の情報だけで調べられるサイトです。ノーリツ・リンナイ・パロマ・パーパス・長府製作所・コロナの6社について、番号ごとの意味と、自分で確認できる範囲・業者に依頼すべき範囲を分けて掲載しています。同じ番号でもメーカーが違えば意味が変わるため、公式の記載をそのまま引用し、確認した時点を明記しています。お湯が出ない、水漏れ、凍結といった症状からも探せます。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
給湯器のリモコンが映らない原因は、本体の電源・配線・リモコン本体の3タイプ
表示が出ないという同じ症状でも、電気がどこで止まっているかによって手当てがまったく変わります。まず多いところから順に見ます。
本体への給電が止まっている
給湯器の電源は、屋外や洗面所のコンセント、あるいは分電盤から直接取っています。
コンセントが抜けかけている、防水カバーの中でプラグが浮いている、分電盤のブレーカーが落ちている、といった状態ではリモコンに電気が届かず、台所も浴室も同時に消えます。
停電や落雷のあと、漏電遮断器が落ちたまま気づいていないこともあります。
リモコン線の断線や接触不良
リモコンは2本の線で本体とつながっていて、ここが切れたり端子が緩んだりすると、表示が出ない、あるいは表示は出ても操作を受け付けないといった症状になります。
パロマは760と76を給湯器とリモコンの通信エラーとしており、本体とリモコンの間でやり取りができていない状態を示します。
線の引き回しや触れてよい範囲については給湯器のリモコン配線の仕組みで解説しています。
リモコンのスイッチや内部の故障
パロマは240と24について、リモコンのスイッチが故障していることを示すとしたうえで、リモコンの交換が必要と明記しています。
番号が出ているなら、本体ではなくリモコン側に原因が絞れている状態です。
番号が出ずに完全な無表示のときは、ここまでの3つのどれなのかを次の手順で分けます。
台所と浴室の両方が消えているかで、給湯器側とリモコン側を分ける
工具も分解も要らない切り分けが、2つのリモコンの見比べです。給湯器はどちらのリモコンにも本体から電気を送っているため、消え方で原因の居場所が変わります。
| 表示の状態 | 疑う場所 |
|---|---|
| 台所も浴室も真っ暗 | 本体への給電、または本体内部 |
| 片方だけ真っ暗 | 消えている側のリモコンか、そこまでの配線 |
| 数字や記号が点滅している | 電源は来ている。番号を控えて対応を分ける |
両方消えているなら本体の電源から確かめる
2台とも同時に真っ暗になるのは、共通する本体側で電気が途切れたときです。
コンセントが差さっているか、分電盤のブレーカーが落ちていないかを見てください。
給湯器以外の照明やコンセントも使えないなら、給湯器ではなく住戸の電気側の問題になります。
片方だけなら、そのリモコンと配線に絞られる
浴室だけ映らない、台所だけ映らないという場合、本体には電気が来ています。
残るのは消えている側のリモコン本体か、本体からそこまでの線のどちらかです。
ノーリツ機で浴室側の液晶だけが映らないときの確認点はノーリツのリモコンの液晶が映らないときの確認点で解説しています。
なお、パロマは給湯器に不具合がある場合はどこでお湯を出しても同じ状況になるとしており、特定の蛇口だけ様子が違うときは給湯器より設備側を疑う考え方になります。
電源まわりの手当てと、コンセント抜き差しを試してよい条件
ここから先は、やってよいことと、やると状況が悪くなりうることが混ざります。順番を間違えないでください。
分電盤とコンセントまでは自分で確かめられる
ブレーカーが落ちていれば上げ直し、プラグが抜けかけていれば差し直します。
ただし上げてもすぐに落ちる、漏電遮断器が動作した、といった場合は内部や配線に原因があるので、繰り返し入れ直さずに電気工事店やメーカーへ連絡してください。
焦げたにおいがする、ガスのにおいがするときは操作をやめ、ガス会社へ連絡します。
体調に異変があれば医療機関に相談してください。
抜き差しは、メーカーが注意を出している操作です
パロマは760と76について、100Vコンセントを抜き差ししてもまたエラーが出る場合は修理が必要としています。
一方でノーリツは、一部使用できていた状態で電源を抜くと、まったく使えなくなる場合があると明記しています。
つまり、お湯だけは出ている・片方のリモコンは生きているといった「半分動いている」状態では、抜き差しが最後の一手を潰すことがあります。
完全に無表示で、かつコンセントの差し直しの範囲にとどめるのが安全な線引きです。
240が出ているならリモコンの交換になる
パロマが240と24でリモコン交換が必要としている以上、抜き差しや再起動で消える性質のものではありません。本体側とリモコン側のどちらを直すべきかの見分けは給湯器のリモコンの故障と本体側の見分け方で解説しています。
直らないときは、給湯器の使用年数で相談の中身が変わる
電源もブレーカーも異常がなく、それでも表示が戻らないなら、本体内部かリモコンの部品交換の話になります。ここで判断を左右するのが設置からの年数です。
10年を境に、修理と取り替えの比べ方が変わる
ノーリツのガス給湯機器は設計上の標準使用期間を家庭用10年としており、エラー表示14の案内でも、10年以上使用している場合は修理ではなく取り替えを勧めています。
10年を超えた機器でリモコンだけ交換しても、本体側の部品が先に寿命を迎えれば二度手間になります。
年数は本体正面の銘板で確認でき、型番・号数・製造年・ガス種まで書かれています。
88や888が出ていた機種は点検時期に来ている
無表示になる前に88や888が点滅していたなら、それは故障ではなく点検時期のお知らせです。
ノーリツは家庭用10年・業務用3年相当での表示としており、パロマも故障の表示ではないとしたうえで、点検を受けるか製品を取り替えるかを勧めています。
表示が出た時期を業者に伝えると、修理か交換かの判断が早くなります。
電池交換や叩く対処では直りません
検索するとよく出てくる手当てのうち、この症状に対してほとんど意味がないものがあります。
リモコンに電池室が見つからないのは正常です
ガス給湯器のリモコンは本体から電源をもらう方式が一般的で、裏をあけても電池が入っていない機種があります。
電池切れを疑って探すより、本体のコンセントを見たほうが早く結論に近づきます。
ノーリツ機での電源の取り方はノーリツのリモコンに電池はあるかで解説しています。
表示が薄いときに本体を叩くのも、接触不良が一時的に戻るだけで原因は残ります。
リモコンだけ買う前に適合を確かめる
リモコンはメーカーと世代ごとに型番が決まっていて、本体との組み合わせが合わなければ動きません。
他社製はもちろん、同じメーカーでも世代が違うと使えない場合があります。
交換を考えるなら、まずノーリツのリモコン型番の調べ方のように、手元の機器の型番を押さえるところから始めてください。
よくある質問
リモコンの表示が消えていても、お湯は使えますか
表示が消えているのにお湯が出るなら、本体には電気が来ていて燃焼もできている状態です。
ただしリモコンが操作できないと温度設定も運転の停止もできないため、そのまま使い続けるのは勧められません。
浴室側だけ消えている場合は、台所のリモコンで運転を切れるかを確かめてください。
ブレーカーを入れ直したら表示が戻りました。そのままで大丈夫ですか
一度で復帰し、その後も落ちないなら、一時的な停電や過電流が原因だったと考えられます。再び落ちる、漏電遮断器のほうが動作したという場合は原因が残っているので、使用を続けずに電気工事店かメーカーの修理窓口へ連絡してください。
リモコンだけ交換してもらえますか
パロマは240と24についてリモコンの交換が必要としており、リモコン単体の交換そのものは行われます。
ただし適合する型番があるかどうかと、本体の使用年数をあわせて見る必要があります。
台所と浴室の種類や交換できる条件は給湯器のリモコンの種類と交換できる条件で解説しています。
まとめ
リモコンが真っ暗なとき、壊れているのがリモコンとは限りません。
台所と浴室の両方が消えているなら本体への給電、片方だけなら消えている側のリモコンか配線へと原因が絞れ、240のように番号が出ていればリモコン交換という答えまで出ています。
抜き差しはノーリツが注意を出している操作なので、半分動いている状態では手を出さないでください。
ぜひ本記事の切り分けの順番を参考に、分電盤とコンセントの確認から始めてみてください。


