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エコジョーズの給湯器とは|排熱を使う仕組みと注意点

エコジョーズの給湯器とは|排熱を使う仕組みと注意点

エコジョーズは、ガスを燃やしてお湯を作るという点では従来型と同じ給湯器です。

違うのは、従来型が排気といっしょに捨てていた熱を回収し、水をあらかじめ温めるのに使う点にあります。

熱を取り切るぶん排気の水蒸気が結露して酸性のドレン水が出るため、それを処理する中和器という部品を内蔵しています。

この部品があるかどうかで、リモコンに出る番号まで変わります。

ノーリツやパロマが案内している920・930は、中和器を持つ機種でしか表示されません。

本記事では、排熱を回収する仕組み・自宅の機器がエコジョーズかを銘板で見分けるやり方・920が出たあとに残された時間まで、解説します。

給湯器dock編集部

給湯器のエラーコードと故障の症状を、メーカー公式の情報だけで調べられるサイトです。ノーリツ・リンナイ・パロマ・パーパス・長府製作所・コロナの6社について、番号ごとの意味と、自分で確認できる範囲・業者に依頼すべき範囲を分けて掲載しています。同じ番号でもメーカーが違えば意味が変わるため、公式の記載をそのまま引用し、確認した時点を明記しています。お湯が出ない、水漏れ、凍結といった症状からも探せます。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

エコジョーズは排気の熱を再利用する給湯器のこと

従来型が逃がしていた熱を、もう一度使う

給湯器は水をガスの炎で温めますが、燃やしたあとの排気にはまだ熱が残っています。

エコジョーズはその排熱を再利用して水を温めるため、同じ量のお湯を作るのに必要なガスが従来型より少なくて済みます。

高効率型と呼ばれるのはこの点です。

ガス種が違う機器は付け替えられないので、都市ガス用かプロパン(LP)ガス用かは本体ごとに決まっています。

酸性のドレン水が出るため中和器を積んでいる

排気の熱を取り切ると、排気に含まれていた水蒸気が結露して水になります。

これがドレン水で、酸性のためそのまま流せません。

中和器は、給湯器内で発生したドレン水を中和処理する部品で、ノーリツは一定量のドレン水を中和すると寿命を迎える部品だと説明しています。

従来型にこの部品はなく、エコジョーズ特有のトラブルはほぼここから出ます。

自宅の給湯器がエコジョーズかどうかは銘板とドレン配管で分かる

銘板には型番・号数・製造年・ガス種が載っている

本体正面に貼られた銘板(めいばん)を見てください。

ここで型番とガス種、製造年、号数まで確認できます。

号数は水温を25℃上げたお湯を1分間に何リットル出せるかを表す数字で、16号・20号・24号が主流です。

数字が小さいほど同時使用に弱いので、シャワーと台所を同時に使う家庭では号数も控えておくと、交換の相談が早く進みます。

型番の読み方は各社で規則が違い、リンナイの型番についてはリンナイのエコジョーズ給湯器の型番の読み方と選ぶ順番で解説しています。

本体の下から細い配管がもう1本出ていないか

エコジョーズはドレン水を外へ流すための排出配管を持ちます。

パーパスは290・291の確認点として、ドレン排出配管の先端がゴミで詰まっていないか、水に浸かっていないかを挙げており、配管が屋外に出ていることが前提になっています。

給水・給湯・ガスの配管とは別に、細い管が下へ伸びて地面や排水側へ向かっていれば、エコジョーズの可能性が高いと考えてください。

エコジョーズにしか出ない番号は290と920・930

同じ番号でもメーカーが違えば意味が変わるため、番号を調べるときは必ず自分の機器のメーカーで確認してください。ノーリツの番号全体についてはノーリツ給湯器のエラー表示と番号別の原因と直し方一覧で解説しています。

290はドレン水の行き場がなくなったときの表示

パーパスは290・291の原因として、ドレン水の排出不良、機器内の中和器の詰まり、台風などの大雨による影響を挙げています。

確認したうえでON/OFFボタンをOFFにし、5秒以上経ってからONにする操作を案内しており、それで改善しなければ修理です。

パロマは290・29を、ドレン配管の凍結や詰まりでお湯も水も出ない状態としており、冷え込みが厳しい時期はリモコンの電源を切にして自然に解凍するのを待つよう案内しています。

920は中和器の寿命予告で、930になると止まる

ノーリツは920を、中和器の寿命が近づいていることを知らせる表示としています。

お湯が出る間は使用しても問題ないとしたうえで、しばらくすると表示が930に変わり、給湯器が使えなくなると明記しています。

パロマも920を中和剤が減ってきた合図とし、1〜2か月は使えるものの早めの取り替えを勧めています。

つまり920は故障の通知ではなく、止まるまでの猶予がある数少ない番号です。

メーカー・番号公式の説明最初に確かめること
パーパス 290・291ドレン水の排出不良、中和器の詰まり、大雨の影響ドレン配管の先端の詰まりと水没
パロマ 290・29ドレン配管の凍結や詰まりで、お湯も水も出ない冷え込みが厳しければ電源を切にして解凍を待つ
ノーリツ 920中和器の寿命が近い中和器の交換を依頼する
パロマ 920中和剤が減ってきている1〜2か月のうちに取り替えを依頼する

中和器はリセットでは消せない

電源を抜き差ししても920は残る

ノーリツは920について、中和器の交換が必要だとしています。

部品を替える以外に表示を消す方法はなく、リモコンの操作でも電源の抜き差しでも消えません。

930まで進むとお湯が出なくなるので、920のうちに修理の窓口へ連絡して、部品交換の日程を押さえておくのが現実的です。

ノーリツはガス給湯器の中和器交換の参考費用を17,000円〜48,500円程度(税込)としています(2026年8月時点)。

10年以上使っているなら本体ごと替えるかを相談する

ノーリツは10年以上使用している場合、中和器の交換か本体の取り替えかを相談することを勧めています。

中和器を替えても、他の部品は同じ年数ぶん働いているためです。

交換に踏み切るかどうかの線引きは給湯器の交換はいつ必要かの判断の目安で解説しています。

高効率型は補助制度の対象になることがあり、条件はエコジョーズが補助金の対象になる条件で解説しています。

効果が薄いのは、リセットの繰り返しと排水先の放置

排出先が水に浸かったままなら再発する

290で電源を入れ直すと表示がいったん消えることはありますが、ドレン配管の先が水たまりに浸かっていたりゴミで塞がっていたりすれば、ドレン水の行き場がないまま同じ表示に戻ります。

パーパスもパロマも、リセット操作の前に配管の先端を確かめる順番で案内しています。

先に詰まりを取り除いてから電源操作に進んでください。

凍結を急いで溶かす手当ては案内されていない

冬にドレン配管が凍った場合、パロマが示しているのはリモコンの電源を切にして気温が上がるのを待つことだけで、無理に温める手当ては案内されていません。

解凍したあとに電源の抜き差しか運転スイッチの入り切りでリセットし、正常に点火するかを試します。

それでも直らなければ、凍結ではなく機器側の不具合なので修理の依頼に切り替えてください。

よくある質問

920が出ていますが、このままお湯を使い続けて大丈夫ですか

ノーリツはお湯が出る場合は使用しても問題ないとしていますが、しばらくすると930に変わり、給湯器が使えなくなるとしています。

パロマも1〜2か月は使えるとしたうえで早めの取り替えを勧めています。

使えるうちに連絡しておくと、お湯が止まってから慌てずに済みます。

従来型の給湯器からエコジョーズへ交換できますか

ドレン水を流す先が必要になるため、排水の取り回しができるかどうかが分かれ目になります。

あわせて、壁掛け・据置・PS設置・屋内FF式といった設置形態と、都市ガスかプロパン(LP)ガスかのガス種で選べる機種が決まります。

銘板の型番とガス種、設置まわりの写真を用意して、取り付け可否を見積もり時に確認してもらってください。

お湯も水も出なくなりました。エコジョーズ特有の原因はありますか

パロマは290・29を、ドレン配管の凍結や詰まりでお湯も水も出ない状態として案内しています。番号が出ていない場合や他の番号が出ている場合は原因が別にあるので、給湯器のお湯が出ないときのエラー番号別の原因と直し方の手順で解説している切り分けのほうが合います。

まとめ

中和器を持つかどうかで、読むべき番号が変わる

エコジョーズは排熱を再利用してガスの使用量を抑える給湯器で、その代償として酸性のドレン水が出るため中和器を内蔵しています。

290はドレン水の排出が止まった合図、920は中和器の寿命予告で、930まで進むとお湯が出なくなります。

920はリセットでは消えず、部品交換か本体の取り替えかを選ぶ段階に入った表示だと考えてください。

ぜひ本記事の見分け方を参考に、銘板とドレン配管を確かめたうえで、920が出ている間に交換の相談を始めてください。

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