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給湯器の熱交換器とは|寿命を決める部品と詰まりの症状

給湯器の内部でお湯を作っているのが熱交換器で、ここに不具合が出ると、湯温が安定しない・本体の下に水が落ちるといった形で現れます。ただし同じ症状はほかの部品でも起き、番号を見ないまま熱交換器のせいだと決めつけると、直す場所を間違えます。

ノーリツは【14】を「給湯器本体内部の過熱防止安全装置が働いた時に表示されます」として修理が必要だとしており、エコジョーズで出る【920】のほうは中和器という別部品の寿命です。

どちらも本体内部の話ですが、対処も費用もまったく違います。

本記事では、湯温の乱れと水漏れからの切り分け・修理を頼む前に控える銘板とエラー履歴・中和器交換と本体取り替えの線引きまで、解説します。

給湯器dock編集部

給湯器のエラーコードと故障の症状を、メーカー公式の情報だけで調べられるサイトです。ノーリツ・リンナイ・パロマ・パーパス・長府製作所・コロナの6社について、番号ごとの意味と、自分で確認できる範囲・業者に依頼すべき範囲を分けて掲載しています。同じ番号でもメーカーが違えば意味が変わるため、公式の記載をそのまま引用し、確認した時点を明記しています。お湯が出ない、水漏れ、凍結といった症状からも探せます。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

熱交換器の不調は、湯温の乱れと給湯器下の水漏れに出ます

熱交換器は、燃焼で生まれた熱を水に移す部品です。

ここに異常があると設定どおりの温度を作れなくなり、安全装置が先に働いて運転を止めることもあります。

読者が自分で見られるのは、湯温・水・使用年数の3点です。

湯温が設定どおりにならない

蛇口の設定を変えていないのに熱くなったりぬるくなったりする、途中で冷たい水に戻るといった症状です。

ノーリツは【14】について、使用中は高温のお湯が出ることがあるため火傷に注意するよう案内しています。

温度が暴れている間は手を直接当てず、湯温を確かめるときは低い設定で水栓から少し離して出してください。

本体の下に水が落ちている

給湯器の真下に水たまりができる、配管の継ぎ目から水が伝っているといった状態なら、水漏れの発生箇所は熱交換器とも配管とも決められません。エコジョーズの場合はドレン水(燃焼で生じる酸性の排水)を流す配管からの排出も混ざるので、見た目だけでの判断は難しいです。

使用年数が10年を超えている

ノーリツは家庭用のガス給湯機器の設計上の標準使用期間を10年としています。

10年を超えた機器で湯温の乱れや水漏れが出ている場合、1か所を直しても別の箇所が続くことがあるため、同社も修理ではなく取り替えの相談を勧めています。

前兆の見分け方は給湯器が壊れる前兆と買い替えの目安で解説しています。

エラー番号で熱交換器周りかを切り分ける

リモコンに数字が出ているなら、まずその番号が何を指しているかを確認してください。メーカーが違えば同じ番号が別の意味を持つため、必ず自宅の機器のメーカーで調べます。

ノーリツの14は過熱防止安全装置が働いた表示

ノーリツは【14】を「給湯器本体内部の過熱防止安全装置が働いた時に表示されます」とし、修理が必要だとしています。

ユーザー側で復帰させる手順は案内されていないので、表示が出たら修理の依頼に進んでください。

番号別の記載はノーリツ給湯器のエラー表示一覧で解説しています。

920と930は中和器で、熱交換器ではありません

ノーリツは【920】を「給湯器本体内部の中和器の寿命が近づいていることをお知らせしています」としています。

中和器はドレン水を中和処理する部品で、一定量を処理すると寿命を迎えます。

お湯が出ている間は使用できますが、しばらくすると【930】に変わってお湯が出なくなり、リセット操作では消えません。

中和器がある機種はエコジョーズに限られるため、従来型でこの番号が出ることはありません。

110や643が出ているなら燃焼側や暖房側

ノーリツの【110】は点火できなかったときの表示で、石油タイプなら灯油切れやタンクに溜まった水の吸い込み、送油管に残った空気が原因になります。

【643】は温水を循環させる暖房ポンプや循環回路を開け閉めする部品の不具合で、いずれも修理が必要です。

お湯がまったく出ない状態からの切り分けは給湯器のお湯が出ないときの原因と手順で解説しています。

給湯器を止めるべき症状と、修理を頼む前に控える情報

すす・ガスのにおい・体調の異変があるとき

排気口の周りがすすで黒い、ガスのにおいがする、使用中に頭痛や吐き気・めまいが起きるといった場合は、復帰操作を試さず使用を止めて、窓を開けてからガス会社に連絡してください。

体調に異変があれば医療機関に相談してください。

熱交換器周りの不具合かどうかを自分で確かめる価値より、燃焼状態の異常を止めることが先です。

銘板とエラー履歴を控えてから連絡する

電話やフォームで修理を頼むとき、最初に聞かれるのが型番です。

本体正面に貼られた銘板には型番・号数・製造年・ガス種が書かれているので、写真を撮っておくと伝え間違いがありません。

リンナイの機器なら、給湯温度の▲を押しながら運転ボタンを押すと最新のものから9つのエラー履歴が表示され、同じ操作で元の表示に戻せます。

今は消えている番号も履歴に残っているので、症状が出たり消えたりする場合に役立ちます。

修理か交換か、給湯器の使用年数で判断が分かれます

部品を替えて使い続けられるかは、症状と使用年数の組み合わせで変わります。ノーリツは【14】【252】【920】のいずれについても、10年以上使用している場合は修理ではなく取り替え、または本体取り替えとの比較を相談するよう案内しています。

費用の目安が公表されている部品もあります

ノーリツは中和器交換の参考費用の目安を、ガス給湯器で17,000円〜48,500円程度(税込)としています(2026年8月時点)。

浴槽の循環を検知するスイッチなどの不具合で出る【252】については、参考料金を18,000円〜55,000円程度(税込、出張費・診断料を含む)としています(2026年8月時点)。

熱交換器そのものの交換費用は公表されていないため、実際の金額は現地を見てもらって見積もりを取ってください。

次に選ぶときの条件も同時に決めておく

取り替えになる場合、号数・ガス種・設置形態・追いだき機能の4つが現行機と合うものを選びます。

号数は水温を25℃上げたお湯を1分間に何リットル出せるかの数字で、16号・20号・24号が主流です。

ガス種が違う機器は付け替えられないので、銘板の記載をそのまま業者に伝えてください。

期間の考え方は給湯器の耐用年数と設計上の標準使用期間の違いで解説しています。

熱交換器の不調に効果が薄い対処

電源の入れ直しで消える表示は限られます

電源の抜き差しは万能ではありません。

ノーリツは【760】について、一部使用できていた状態で電源を抜くとまったく使えなくなる場合があると明記しています。

中和器の【920】【930】も部品交換以外に消す方法はないため、抜き差しを繰り返しても表示は戻りません。

メーカーが条件付きで認めている操作だけに留めてください。

なおパーパスはエコジョーズのドレン関連である【290】【291】に限り、排出配管の先端がゴミで詰まっていないか・水に浸かっていないかを確認したうえで、ON/OFFボタンをOFFにして5秒以上経ってからONにする手順を案内しています。

自分で洗う・分解するのは選択肢になりません

熱交換器の内部を洗浄する、カバーを外して様子を見るといった作業は、ガス機器では行わないでください。

燃焼や排気に関わる部分を触ると、不完全燃焼や水漏れを新たに招きます。

公式が修理が必要としている症状を、洗浄や清掃で先延ばしにしても状況は変わりません。

よくある質問

熱交換器だけ交換して使い続けられますか

部品交換で対応できるかは機種と使用年数によって変わり、メーカーも一律の案内はしていません。ノーリツは10年以上使用している機器について取り替えの検討を勧めているので、修理の見積もりと本体交換の見積もりを両方出してもらって比べるのが現実的です。

水漏れしていてもお湯が出るなら、そのまま使ってよいですか

漏れている場所が熱交換器なのか配管なのかは見ただけでは分からないので、使用を続ける前に点検を依頼してください。漏れた水が電気部品にかかると、お湯が出ていた状態から急に動かなくなることもあります。

888が出たのは熱交換器の寿命ということですか

違います。

ノーリツは【88】【888】を「点検時期をお知らせする表示で、故障や不具合ではございません」としており、設計上の標準使用年数に達したことを知らせるものです。

点検を受けないと消えません。

メーカーごとの違いは給湯器の点検時期表示で88と888が違う理由で解説しています。

まとめ

湯温の乱れや本体下の水漏れが出たときは、熱交換器と決めつける前に、リモコンの番号をメーカーの公式案内で確認してください。

ノーリツの【14】は過熱防止安全装置が働いた表示で修理が必要、【920】は中和器の寿命で部品交換以外に消す方法がなく、どちらも自分で復帰させる手順はありません。

ぜひ本記事の切り分けと銘板の控え方を参考に、修理と取り替えの見積もりを並べて比べてください。

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