給湯器のリセット方法|エラー表示を消す前に確認すること

リモコンにエラー番号が点滅したとき、最初の手当てになるのが電源の入れ直しです。パロマは510や760、290などの説明で、本体から出ている100Vコンセントの抜き差しか、リモコンの入り切りを案内しています。
ただしノーリツの88・888は点検を受けるまで消えず、920も中和器を交換しない限り消えません。
番号によっては、抜き差しそのものが状況を悪くすることもあります。
本記事では、電源の抜き差しとリモコン入り切りのやり方・抜き差し前に控える番号・リセットでは消えない88や920の見分け方まで、解説します。

給湯器dock編集部
給湯器のエラーコードと故障の症状を、メーカー公式の情報だけで調べられるサイトです。ノーリツ・リンナイ・パロマ・パーパス・長府製作所・コロナの6社について、番号ごとの意味と、自分で確認できる範囲・業者に依頼すべき範囲を分けて掲載しています。同じ番号でもメーカーが違えば意味が変わるため、公式の記載をそのまま引用し、確認した時点を明記しています。お湯が出ない、水漏れ、凍結といった症状からも探せます。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
給湯器のリセットは、コンセントの抜き差しかリモコンの入り切り
リセットと呼ばれている操作は、給湯器本体から出ている100V電源のコンセントを抜いて差し直すか、リモコンの運転スイッチを切って入れ直すかの、どちらかです。パロマは番号ごとにどちらを案内するかを分けていて、部品や通信の異常を検知した番号では本体のコンセント、温度まわりの番号ではリモコンの入り切りを指定しています。
本体の100Vコンセントを抜き差しする
パロマがコンセントの抜き差しを案内しているのは、ガスの電磁弁やフレームロッドの異常を示す510、本体とリモコンの通信エラーを示す760、過熱防止装置の異常を示す140、空焚き防止装置が作動した150などです。
510については、抜き差しで表示が消えたあとにお湯を出して再発しなければそのまま使えるとしたうえで、再び出る場合は修理としています。
パーパスはエコジョーズのドレン関連で出る290・291で、ON/OFFボタンを切ってから5秒以上たって入れるよう案内しています。
リモコンの運転スイッチを入り切りする
温度を測るサーミスタ(温度センサー)まわりの番号は、リモコン側の入り切りで案内されることが多く、パロマは321や351、出湯温度が高くなりすぎた161、フルオートの水位を見る部品に異常が出た432をこのやり方で挙げています。いずれも消えずに同じ番号が出るなら修理という切り分けです。
抜き差しの前に番号を控える
リセットすると表示が消えてしまうため、番号と、点滅していたのが給湯側か追いだき側かをメモしてから操作してください。
リンナイは給湯温度の▲を押しながら運転ボタンを押すと最新から9つのエラー履歴を呼び出せるとしており、同じ操作で元に戻せます。
番号別の意味はリンナイ給湯器のエラーコード一覧で解説しています。
なおノーリツは760について、一部だけ使えていた状態で電源を抜くとまったく使えなくなる場合があるとしているので、やみくもな抜き差しは避けてください。
給湯器の表示には、リセットで消えるものと消えないものがある
同じ数字の点滅でも、電源を入れ直せば消えるものと、部品を替えるか点検を受けるまで消えないものがあります。
原因が去れば戻るもの
凍結や大雨、浴槽の湯量不足のように、原因がなくなれば正常に戻る状態で出た番号は、リセットで消えて使えるようになります。パロマの632は運転中に浴槽の湯量が少なくなったときの表示で、排水栓の緩みや循環アダプターの目詰まりが原因なら、栓を閉めて循環口の網の湯あかを落としてからリセットすれば復帰します。
88・888と920は消えない
ノーリツは88・888を点検時期のお知らせで故障ではないとし、家庭用で10年という設計上の標準使用期間に達したことを示す表示としています。
点検を受けないと消えず、ユーザー操作で消す方法は案内されていません。
920はエコジョーズの中和器の寿命が近いことを示す表示なので、部品交換以外に消す手段はなく、放置すると930に変わってお湯が出なくなります。
ノーリツは中和器交換の参考費用の目安をガス給湯器で17,000円〜48,500円程度(税込)としています(2026年8月時点)。
消し方を調べているならノーリツ給湯器の888の消し方と点検費用で解説しています。
凍結や大雨の直後は、待ってから電源を入れ直す
冷え込んだ朝や台風のあとに出た番号は、先に電源を入れ直しても同じ表示に戻ります。
凍結が疑われるとき
パロマは290でお湯も水も出ない場合、寒波の時期はドレン配管の凍結を疑い、リモコンを切にして気温が上がり自然に解けるのを待つよう案内しています。
解けたあとにコンセントの抜き差しか運転スイッチの入り切りでリセットし、点火するかを確かめてください。
冬に632・412・252が出てシャワーからはお湯が出る場合は追いだき配管の凍結の可能性があり、浴槽の循環口の上端より5cm以上まで水を入れて自然に解けるのを待つとしています。
台風や豪雨のあと
パロマは、大雨で本体内の湿度が高くなると一時的に点火しにくくなることがあるとしており、111・11・121・12が出たときは雨がおさまってしばらくしてからリセットし、点火を確かめるよう案内しています。111はメーカーで意味が違うため、エラー111のメーカー別の原因で解説しています。
リセットで直らない給湯器は、修理と交換のどちらか
消えてもすぐ再発する、あるいは最初から消えないなら、修理か本体の取り替えかという判断に移ります。
修理を頼む前に控えるもの
本体正面の銘板には型番・号数・製造年・ガス種が書かれているので、番号と合わせて控えておくと受付が早く進みます。機種によって扱いが分かれる番号もあり、ノーリツは252について、GTS以外や機種が分からない場合は修理受付、GTSシリーズの標準タイプは呼び水を試すよう分けています。
10年を超えている場合
ノーリツは過熱防止安全装置が働いた14について、使用中に高温のお湯が出ることがあるのでやけどに注意するよう促したうえで修理が必要とし、10年以上使っているなら修理ではなく取り替えを勧めています。
252の参考料金は出張費と診断料を含めて18,000円〜55,000円程度(税込)としています(2026年8月時点)。
買い替えを考える時期かどうかは給湯器が壊れる前兆と買い替えの目安で解説しています。
同じ番号が何度も出るなら、リセットの繰り返しは効果が薄い
表示が消えても原因が残る番号
パロマは240をリモコンのスイッチ故障としてリモコンの交換、390・392はふろ燃焼室の温度を測る部品かふろ熱交換器の交換、051は修理の依頼が必要としています。これらは入り切りで一時的に表示が消えても原因はそのままなので、抜き差しを繰り返しても解決しません。
リセットしてはいけない状態
燃焼ファンの送風量が足りないことを示す10・101・102では、パロマは吸気口と排気口の詰まりを確かめるよう案内しています。
排気口にすすが付いている、ガスのにおいがする、使用中に頭痛や吐き気、めまいがあるといった状態なら、リセットも使用も止めてガス会社に連絡してください。
体調の異変が続く場合は医療機関に相談してください。
お湯が出ないときの切り分け全体は給湯器のお湯が出ないときの原因と直し方で解説しています。
よくある質問
ブレーカーを落とせばリセットになりますか
メーカーが案内しているのは、本体から出ている100Vコンセントの抜き差しと、リモコンの運転スイッチの入り切りです。それ以外の切り方は公式に書かれていないので、案内されているやり方で試してください。
リセットするとエラー履歴も消えますか
リモコンの表示は消えますが、リンナイは給湯温度の▲を押しながら運転ボタンを押すことで、最新から9つの履歴を呼び出せるとしています。浴室リモコンでも同じ操作ができます。
88が出ていますが、点検を受けずに使い続けられますか
ノーリツは故障ではないので使用できるとしたうえで、法定点検またはあんしん点検を勧めています。パロマも故障表示ではないとしつつ、部品の劣化が進んでいる可能性があるため点検を受けるか取り替えるかの二択を示しています。
まとめ
リセットで消えるのは、凍結や湯量不足のように原因が去れば戻る表示だけで、88・888は点検、920は中和器交換まで消えません。
抜き差しの前に番号と銘板の型番を控えておけば、直らなかったときの連絡がそのまま進みます。
ぜひ本記事の切り分けを参考に、ご自宅のリモコンに出ている番号から、待つのか、リセットするのか、連絡するのかを選んでください。


