ノーリツ給湯器のお湯が出ない原因|エラー番号別の対処法

蛇口をひねっても水しか出ず、ノーリツのリモコンに110や14といった数字が点滅している状態では、まず給湯器そのものか、それより手前のガスや灯油の供給側かを切り分けます。ノーリツは110を「給湯器が点火できなかった時に表示されます」としていて、石油タイプなら灯油切れやタンクに溜まった水の吸い込みまで原因に含まれます。
一方で14は本体内部の過熱防止安全装置が働いた表示で、ノーリツは修理が必要としています。同じ「お湯が出ない」でも、自分でできることがある表示と、触らずに連絡すべき表示に分かれます。本記事では、他のガス機器で供給側を確かめるやり方・番号ごとにノーリツが示している対処・10年以上使った機器で取り替えを勧めている理由まで、解説します。

給湯器dock編集部
給湯器のエラーコードと故障の症状を、メーカー公式の情報だけで調べられるサイトです。ノーリツ・リンナイ・パロマ・パーパス・長府製作所・コロナの6社について、番号ごとの意味と、自分で確認できる範囲・業者に依頼すべき範囲を分けて掲載しています。同じ番号でもメーカーが違えば意味が変わるため、公式の記載をそのまま引用し、確認した時点を明記しています。お湯が出ない、水漏れ、凍結といった症状からも探せます。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
ノーリツでお湯が出ない原因は、供給側と本体側に分かれます
原因をひとつに決めることはできませんが、大きくは燃料や水が届いていないのか、届いているのに本体が燃やせていないのかで分かれます。リモコンに数字が点滅しているなら本体側が異常を検知している状態で、数字が何も出ていないなら供給側や水道側の可能性が上がります。
ガスや灯油が届いていないとき
ガスの元栓が閉まっている、ガスメーターが遮断している、プロパンなら残量が切れているといった状態では、給湯器が正常でもお湯は作れません。石油給湯機ならオイルタンクの灯油切れが同じ結果になり、ノーリツは110の原因として灯油切れに加えて、タンクに溜まった水を吸い込んで燃焼不具合が起きている可能性、設置したばかりなら送油管に空気が残っている場合を挙げています。
本体内部の部品が原因のとき
点火系統の部品や安全装置がからむ表示は、使う側では手当てできません。ノーリツは110について、灯油の補給や水抜きで改善しない場合は本体内部の給湯初期点火系統の部品不具合の可能性があるとしています。14は過熱防止安全装置が働いた表示なので、復帰を試す前に、使用中に高温のお湯が出るおそれがある点に注意してください。
リモコンの数字別に、ノーリツが示している対処
点滅している番号が読めたなら、公式の記載どおりに動くのがいちばん確実です。以下はノーリツが公開している内容の要点で、機種によって扱いが変わるものには機種名の条件が付きます。
| 表示 | ノーリツの説明 | 使う側でできること |
|---|---|---|
| 110 | 給湯器が点火できなかった時に表示される | 石油は灯油を半分以上補給してエア抜き、屋外タンクの水抜き。改善しなければ修理依頼 |
| 14 | 本体内部の過熱防止安全装置が働いた | 修理が必要。高温のお湯が出ることがあるのでやけどに注意 |
| 252 | 浴槽の水の循環を検知するスイッチ等の不具合 | GTSシリーズの標準タイプは呼び水を試す。それ以外や機種不明は修理依頼 |
| 920 | 中和器の寿命が近づいている | 中和器の交換が必要。放置すると930に変わり使えなくなる |
| 88・888 | 点検時期のお知らせで、故障ではない | 法定点検またはあんしん点検を申し込む |
番号が表とずれているなら一覧で照らす
ノーリツの給湯機器のエラー表示は335項目あり、上の5つはその一部です。手元の番号が見つからないときはノーリツ給湯器のエラー表示と番号別の原因で番号ごとの扱いを解説しています。なお111はノーリツ以外のメーカーでガス供給関連の表示として使われているので、3桁の読み違いが疑われるならエラー111のメーカー別の意味とあわせて確認してください。
番号が出ていないなら、他のガス機器から確かめる
その前に、ガスのにおいがする、排気口にすすが付いている、頭痛や吐き気・めまいがあるといった状態なら、復帰操作はせずに使用を止めてガス会社に連絡してください。体調に異変があれば医療機関に相談してください。
台所のコンロが点くかどうか
給湯器以外のガス機器が問題なく点くなら、ガスは建物まで届いていて、疑うべきは給湯器側です。反対にコンロも点かないなら、メーターの遮断やガス切れが考えられるので、ガスの供給会社に問い合わせます。パーパスもE5の対処として、ガスコンロが使えるかを確認し、点火するなら給湯器の故障、点火しないならガス供給会社へ問い合わせるという切り分けを示しています。
そもそも水が出ないなら給湯器の外側
水栓から水すら出ないときは、断水や水道の元栓、冬場なら配管の凍結を先に見ます。水は出るのにお湯だけぬるいまま変わらない場合は、給水は足りていて燃焼側か温度調整側が止まっている状態なので、お湯が出ないときのエラー番号別の切り分けで解説している手順のほうが合います。
ノーリツが10年以上の使用で取り替えを勧める場面
ノーリツは14や252のページで、10年以上使用している場合は修理ではなく取り替えを検討するよう案内しています。根拠になっているのが設計上の標準使用期間で、同社のガス給湯機器では家庭用が10年、業務用が3年です。
920は中和器の交換以外に消す方法がありません
920はエコジョーズなど中和器を持つ機種で出る表示で、ドレン水(機器内で発生する酸性の水)を中和する部品が寿命に近づいたことを知らせます。お湯が出ているうちは使えますが、しばらくすると930に変わって給湯器が使えなくなります。ノーリツは中和器交換の参考費用の目安を、ガス給湯器で17,000円〜48,500円程度(税込)としています(2026年8月時点)。10年以上使っているなら、部品交換で使い続けるか本体ごと替えるかを含めて相談するのが現実的です。252の修理についても、同社は参考料金を18,000円〜55,000円程度(税込、出張費・診断料含む)としています。
点火不良や温度の不安定さが何度も出るようになったら、寿命が近いサインの現れ方を給湯器が壊れる前兆と買い替えを考える時期で解説しています。次に選ぶときは、シャワーと台所を同時に使うなら号数(水温を25℃上げたお湯を1分間に何リットル出せるかの数字)を下げないこと、ガス種と設置形態が今と同じ条件で選べるかを先に確かめてください。
電源の抜き差しで消えない表示もあります
ネット上でよく見かける対処のうち、ノーリツの表示に対して効果が薄いものもあります。
88・888は点検を受けるまで消えません
ノーリツは88・888を「点検時期をお知らせする表示で、故障や不具合ではございません」としていて、ユーザー操作で消す方法は案内していません。電源プラグを抜き差ししても、点検を受けるまで再び表示されます。点検の申し込み先や費用の考え方はノーリツの888表示と点検の申し込み方で解説しています。920も中和器の交換以外にリセットする手段がないので、リセット手順を探すより交換の相談に進んだほうが早く解決します。
よくある質問
水は出るのにお湯だけ出ないのはなぜですか
給水は届いていて、燃焼か温度調整の側が止まっている状態です。まずリモコンに番号が点滅していないかを確認し、出ていないならガスの元栓と他のガス機器の点火を確かめてください。石油給湯機なら灯油の残量も見ます。
エラー番号が出ていなくても故障のことはありますか
あります。ガスメーターの遮断や断水、冬場の凍結のように給湯器の外側で止まっている場合は、本体が異常を検知しないため番号が出ません。供給側に問題がないのにお湯だけ出ないなら、本体の点検を依頼してください。
修理を頼む前に控えておくものはありますか
本体正面の銘板に型番・号数・製造年・ガス種が記載されているので、この4つを書き写しておきます。あわせて点滅していた番号と、いつからどの蛇口で症状が出るかを伝えると、訪問時の切り分けが早くなります。
まとめ
ノーリツでお湯が出ないときは、番号が出ているかを見て、出ていなければ他のガス機器と灯油の残量で供給側を切り分けます。110のように使う側の手当てが用意されている表示と、14のように修理が前提の表示があり、920と88・888はリセットでは消えません。ぜひ本記事の切り分けと公式の対処を参考に、自分で試せる範囲と連絡すべき範囲を分けて動いてください。


