SHARE:

給湯器の凍結防止|電源を切らない理由と寒波当日の対策

給湯器の凍結防止|電源を切らない理由と寒波当日の対策

最低気温がマイナスまで下がった朝、蛇口をひねっても水もお湯も出ないことがあります。

これは給湯器の故障ではなく、配管が凍っているだけの場合があります。

パロマは冬の寒い日に632・412・252が出たときを追いだき配管の凍結、290・29でお湯も水も出ないときをドレン配管の凍結や詰まりとして、いずれも気温が上がって自然に解凍するまで待つよう案内しています。

凍った場所によって、待っている間にやることも解凍後の確認先も変わります。

本記事では、お湯が出るかどうかで凍った場所を切り分けるやり方・循環口に水を入れて待つ手当て・解凍後に水漏れを確かめる場所まで、解説します。

給湯器dock編集部

給湯器のエラーコードと故障の症状を、メーカー公式の情報だけで調べられるサイトです。ノーリツ・リンナイ・パロマ・パーパス・長府製作所・コロナの6社について、番号ごとの意味と、自分で確認できる範囲・業者に依頼すべき範囲を分けて掲載しています。同じ番号でもメーカーが違えば意味が変わるため、公式の記載をそのまま引用し、確認した時点を明記しています。お湯が出ない、水漏れ、凍結といった症状からも探せます。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

給湯器の凍結は、水側・追いだき側・ドレン側で止まり方が違います

凍るのは本体そのものよりも、本体につながる配管です。水道から入る給水管と水栓、浴槽へ回る追いだき配管、エコジョーズならドレン配管と、冷え込みで止まる場所は分かれており、どこが凍ったかでリモコンに出るエラーコードも変わります。

水栓や給水管が凍ると水そのものが出ない

蛇口から水が出なければ、給湯器は点火しません。

パロマは、エラー表示が出ていないのに点火しない場合としてお湯出口の水量が少ないケースを挙げ、まず蛇口を全開にするよう案内しています。

水量が細いままでは燃焼が始まらないため、冷え込んだ朝はお湯より先に水が出るかを見てください。

追いだき配管が凍ると浴槽側だけ止まる

パロマは632の原因のひとつに、厳しい冷え込みでお湯張りや追いだき配管が凍結している状態を挙げています。冬の寒い時に「ふろ自動」や「おいだき/あつめ」をして632・412・252が出た場合は、修理ではなく解凍を待つ案内になっており、故障表示として扱われていません。

エコジョーズは凍る場所がひとつ増える

エコジョーズは排熱を再利用する分、酸性のドレン水が出るので、中和器で処理してから外へ流します。

この排出配管が凍ったり詰まったりすると、パロマでは290や29が出てお湯も水も出なくなります。

従来型には無い凍り方なので、自宅がエコジョーズかどうかは本体の銘板で確かめておくと迷いません。

お湯が出るかどうかで、給湯器のどこが凍ったかを切り分けます

最初に台所か洗面所の蛇口を開け、お湯が出るかどうかを見ます。ここで結果が分かれ、見る先も変わります。

シャワーからお湯が出るなら追いだき側

パロマは、冬場の寒い時に632・412・252が出た場合、シャワーなどからお湯が出るなら追い焚き配管の凍結の可能性があるとしています。給湯は生きていて、浴槽へ回る経路だけが止まっている状態です。

水もお湯も出ないなら給水側かドレン配管

リモコンに290や29が出ているなら、パロマはドレン配管の凍結や詰まりを原因として挙げています。

表示が何も出ていないのに水すら出ないなら、水道側の凍結を先に疑ってください。

屋外の露出した配管や、北側で風が当たる場所の水栓から凍ります。

ガスコンロが点くかでガスの供給も確かめる

パーパスはE5について、ガスコンロが使用できるかを確かめ、正常に点火するなら給湯器側の故障、点火しないならガスメーターで遮断しているかガス切れの可能性があるとして、ガス供給会社への問い合わせを案内しています。

パロマも11・111で、他のガス機器も点かないときやガスメーターが遮断しているときは契約しているガス会社に連絡するとしています。

寒い朝は凍結と決めつけやすいのですが、ガスが止まっているだけのこともあります。

表示が出ていないときの切り分けは給湯器のお湯が出ないときの原因と直し方で解説しています。

凍ったときの対処法は、解凍を待ってからリセットする順番です

公式が案内しているのは、どの凍り方でも気温が上がるのを待つことです。待っている間にやることだけが、凍った場所で変わります。

追いだき配管は循環口の上5cm以上まで水を入れて待つ

パロマは、シャワーからお湯が出る場合の手当てとして、浴槽内の循環口(バスアダプター)の上端より5cm以上の位置まで水かお湯を入れ、気温が上がって自然に解凍するまで待つことを勧めています。あわせて浴槽の排水栓が閉まっているか、循環口の網に詰まりがないかも確かめ、フィルターと仕切板に付いた湯あかは歯ブラシなどで落としてください。

ドレン配管はリモコンを切にして待つ

290・29のときは、リモコンの電源を切にしたうえで自然に解凍するまで待つのがパロマの案内です。ドレン配管の先にゴミが詰まっていれば取り除き、パーパスが290・291で挙げているように、先端が水に浸かっていないかも見ておきます。

解けてからリセットし、点火を試す

解凍後に100Vコンセントを抜き差しするか運転スイッチを入り切りしてリセットし、正常に点火するかを試す、というのがパロマの手順です。

ここで戻らなければ部品側の不具合が残っているため、修理の依頼に切り替えてください。

復帰操作をしてよい場面と、やめて連絡したほうがよい場面の境目は給湯器のエラーが出た時の応急処置で解説しています。

解けても直らない給湯器は、配管の割れと部品の不具合を疑います

先に水漏れの有無を見る

気温が上がって水は出るようになったのに水圧が戻らない、接続部からしたたり続けている、本体の下に水たまりが広がっているといった状態なら、凍結で配管や部品が傷んでいる可能性があります。

マンションなど集合住宅では階下への漏水につながることもあるため、管理会社にも連絡してください。

漏れている場所ごとの見方は給湯器の水漏れの場所別の原因と止め方で解説しています。

10年を超えているなら点検か交換かの判断になる

ノーリツはガス給湯機器の設計上の標準使用期間を家庭用10年としており、88や888は故障ではなく点検時期のお知らせだと説明しています。

パロマも同じく故障表示ではないとしたうえで、部品の劣化が進んでいる可能性があるため有料の点検を受けるか、受けない場合は製品の取り替えを勧めています。

凍結をきっかけに不調が出るのは経年劣化が重なっている合図でもあるので、買い替えの目安は給湯器が壊れる前兆と寿命、業者へ連絡する前に控えておく情報は給湯器が壊れたときにまずやることで解説しています。

凍っている間のリセットや電源の抜き差しは効果がありません

表示を消しても氷は解けない

パロマの案内はいずれも「解凍後にリセットする」順序になっており、凍ったままコンセントを抜き差ししても表示が一度消えるだけで、点火しない状態は変わりません。

ノーリツは760の説明で、一部使用できていた状態で電源を抜くとまったく使えなくなる場合があるとしているため、抜き差しは公式が案内している場面にとどめてください。

急いで解かす方法は公式に示されておらず、案内があるのは気温が上がるのを待つことだけです。

よくある質問

何度くらいから凍結しますか

パロマは最低気温がマイナスになる時期は凍結の可能性があるとして、凍結についての案内ページを公開しています。ただし同じ気温でも、配管が露出しているか、風が当たる面かで凍り方は変わるため、数字だけで安心しないでください。

解凍までどれくらい待てばいいですか

公式に所要時間の記載はなく、気温が上がって自然に解凍するまで待つという案内だけです。日中になっても戻らない、あるいは水漏れが出ているなら、待つのをやめて修理を依頼してください。

凍結で給湯器が壊れることはありますか

パロマは冬の寒い日の632・412・252を修理不要としており、凍結そのものは故障表示として扱われていません。ただし解凍後に水漏れが残る、点火しないままといった症状が続く場合は部品や配管の不具合なので、修理や交換の相談が必要です。

まとめ

凍った場所を見分けてから待つ

蛇口でお湯が出るなら追いだき配管、水もお湯も出ないうえに290が出ているならドレン配管、何も表示が出ていないなら水道側と、見る先は分かれます。

どれであっても公式の対処は自然解凍を待つことで、リセットはその後に行う操作です。

ぜひ本記事の切り分けを参考に、凍った場所を確かめてから待ち、解けても直らないときは水漏れを見たうえで修理を依頼してください。

あなたへのおすすめ