給湯器の電源が落ちる|使っている最中に切れるときの原因
リモコンの表示がふっと消えて、運転ボタンを押しても反応しません。給湯器の電源が落ちる症状は、原因がひとつではありません。
多いのは分電盤のブレーカーが落ちているケースで、次に屋外の電源プラグやコンセント側の接触、そして本体内部の部品や安全装置が働いて止まっている場合が続きます。どれも目に見える症状は「表示が消えた」で同じなので、本体の前で粘るより分電盤を先に見たほうが早く絞れます。
本記事では、家全体の停電と給湯器だけの停止を分ける見方・電源を入れ直してよい状態の線引き・リンナイのリモコンで消えたエラー履歴を呼び出す操作まで、解説します。

給湯器dock編集部
給湯器のエラーコードと故障の症状を、メーカー公式の情報だけで調べられるサイトです。ノーリツ・リンナイ・パロマ・パーパス・長府製作所・コロナの6社について、番号ごとの意味と、自分で確認できる範囲・業者に依頼すべき範囲を分けて掲載しています。同じ番号でもメーカーが違えば意味が変わるため、公式の記載をそのまま引用し、確認した時点を明記しています。お湯が出ない、水漏れ、凍結といった症状からも探せます。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
給湯器の電源が落ちるとき、まず家全体の電気を見る
本体やリモコンをいじる前に、家の照明やテレビが点いているかを確かめてください。
家中の電気が消えているなら、原因は給湯器ではなく分電盤の主幹ブレーカーか、地域の停電です。
給湯器だけが無反応で他の家電が動いているなら、その機器につながる回路か本体側に切り分けられます。
症状別に最初に見る場所
| 見えている症状 | 最初に確認する場所 |
|---|---|
| 家の照明も消えている | 分電盤の主幹ブレーカーと、電力会社の停電情報 |
| 給湯器だけ無反応で他の家電は動く | その回路のブレーカーと、屋外の電源プラグ |
| 入れ直すとすぐまた落ちる | 漏電ブレーカーの表示(機器側の漏電の疑い) |
| 表示が消えているのにお湯は出る | リモコンと本体をつなぐ配線 |
表示だけ消えてお湯が出るなら本体は動いている
いちばん紛らわしいのが4番目です。
本体が通電していればお湯は出るので、消えているのはリモコン側だけという状態があります。
この場合は電源が落ちたのではなく表示系の不調なので、パネルがつかないのにお湯は出るときの見分け方で解説している確認のほうが合います。
給湯器の電源が落ちる原因は、電気側と本体側に分かれます
漏電ブレーカーが落ちている
上げ直してもすぐ落ちる、給湯器のブレーカーを切った状態なら他は使えるという動きなら、機器側の漏電が疑われます。
雨や雪のあと、屋外コンセントに水がかかったあとに起きやすい症状です。
漏電は復帰操作を繰り返して様子を見る対象ではないので、漏電ブレーカーが落ちるときに使用を止める判断で解説している境目を先に読んでから動いてください。
プラグとコンセント側の接触
壁掛けの給湯器は屋外のコンセントから電源を取っていることが多く、プラグの緩み、ほこりの堆積、ケーブルの傷みでも通電が途切れます。
プラグや差込口が変色している、焦げたにおいがするなら、差し直さずにブレーカーを切ってください。
延長コードやタップを経由させている場合は、その抜けや劣化も止まる理由になります。
本体内部の部品や安全装置の作動
本体側では、基板の不具合に加えて、安全装置が働いて止まっているケースもあります。
ノーリツは14の表示について、給湯器本体内部の過熱防止安全装置が働いたときに出るものとし、修理が必要としています。
あわせて、使用中は高温のお湯が出ることがあるため火傷に注意するよう案内しており、10年以上使っている場合は修理ではなく取り替えを勧めています。
安全装置が絡む停止は、通電し直して使い続ける対象ではありません。
電源を入れ直してよいとき、入れてはいけないとき
においや水漏れがあるなら触らずに連絡する
ガスのにおいがする、排気口にすすが付いている、使用中に頭痛や吐き気やめまいがあるという状態では、復帰操作をしないでください。
使用をやめて、ガス会社へ連絡してください。においが強いときは消防にも連絡します。
体調に異変があれば医療機関に相談してください。
本体から水が垂れている場合も通電は避けるべきで、給湯器の水漏れを場所別に見分ける手順で解説している確認を先に済ませます。
抜き差しを繰り返してはいけない理由
ノーリツは760の案内の中で、一部使用できていた状態で電源を抜くと、まったく使えなくなる場合があると明記しています。
電源の抜き差しは条件つきの操作であって、万能なリセットではありません。
試すなら一度だけにして、戻らなければそこで止めて修理を依頼してください。
何度も入れ直すと、落ちる条件そのものが分からなくなります。
消えた表示をたどるには、給湯器の型番とエラー履歴を控える
リンナイは履歴を呼び出せる
電源が落ちると番号も一緒に消えてしまいますが、リンナイは給湯温度の▲を押しながら運転ボタンを押す操作で、最新のものから順に9つのエラー履歴を表示できるとしています。
運転の入・切どちらでも可能で、同じ操作で元の表示に戻せます。
浴室リモコンでも同じ手順です。
番号が分かれば、電気の問題なのか燃焼側の問題なのかの見当がつきます。
銘板の情報は修理依頼の前提になる
本体正面に貼られている銘板には、型番・号数・製造年・ガス種が記載されています。
同じ番号でもメーカーが違えば意味が変わるため、問い合わせ先では必ず型番を聞かれます。
控えた番号がノーリツ機のものなら、ノーリツのエラー表示を番号別に調べる一覧で解説している内容と突き合わせてから連絡すると話が早く進みます。
繰り返し落ちる給湯器を使い続けられるか
88・888は故障ではなく点検時期の知らせ
電源の不調を調べているうちに88または888を見つけることがありますが、これは異常ではありません。
ノーリツは点検時期をお知らせする表示であって故障や不具合ではないとし、設計上の標準使用年数(家庭用は10年、業務用は3年)に達したことを知らせるものとしています。
使用は可能としながらも、法定点検またはあんしん点検を受けることを勧めており、点検を受けないかぎり表示は消えません。
リンナイ・長府製作所・パーパスも、同じ番号を10年相当の点検時期の通知として案内しています。
次に替えるなら電源と設置の条件を先に確認する
月に何度も落ちる、落ちる間隔が短くなっているという状態で10年を越えているなら、部品交換より取り替えの検討に入る段階です。
判断の材料は給湯器が壊れる前兆と買い替えを考える目安で解説しています。
選び直すときは、号数(水温を25℃上げたお湯を1分間に何リットル出せるかの数字)・ガス種・壁掛けか据置かPS設置かという設置形態の3点を銘板から写しておいてください。
ガス種が違う機器は付け替えられません。
ブレーカーの上げ直しでは原因が消えません
繰り返すほど切り分けが難しくなる
落ちたブレーカーをそのつど上げるのは応急の通電でしかなく、漏電や接触不良そのものは残ります。
しかも何度も通電し直すと、どういう条件で落ちたのかが分からなくなります。
記録しておくと役に立つのは、落ちた時刻と回数、そのとき使っていた機器、天候、分電盤でどのブレーカーが動いていたかです。
お湯が出ない症状と混ざっている場合は、お湯が出ないときのエラー番号別の確認手順で解説している切り分けと合わせて見てください。
よくある質問
電源プラグを抜き差しすれば直りますか
直る場合もありますが、確実な復帰方法ではありません。
ノーリツは760の案内で、一部使用できていた状態で電源を抜くとまったく使えなくなる場合があるとしています。
試すのは一度までにして、戻らなければ修理を依頼してください。
電源が落ちた給湯器を、そのまま使い続けていいですか
水漏れ・焦げたにおい・ガスのにおい・体調の異変がある場合は、使用をやめてください。
これらがなく一度きりの停止であっても、落ちた原因が分からない状態なので、同じことが起きるかどうかを見ながら点検の手配を進めるのが安全です。
安全装置が働いて止まっている場合は、メーカーが修理対象としています。
修理を頼むとき、何を伝えればよいですか
銘板の型番・製造年・ガス種、落ちた回数と状況、リモコンに出ていた番号、分電盤でどのブレーカーが落ちていたかを伝えてください。パーパスは修理受付センター(0120-260-884、携帯からは03-5682-4545)を案内しており、型式別のエラー番号一覧も公式に公開しています。
まとめ
給湯器の電源が落ちたら、本体の前で粘らずに分電盤と家全体の電気から確認してください。
給湯器だけが止まっているなら回路と電源プラグ、入れ直してすぐ落ちるなら漏電、表示だけ消えてお湯が出るならリモコン側という順で絞れます。
水漏れやにおい、体調の異変があるときは復帰操作をせず、ガス会社とメーカーへの連絡を先にしてください。
ぜひ本記事の切り分けと控えておく情報を参考に、入れ直す前の数分を使い分けてください。
