給湯器のエラー14|熱交換器の高温異常と140との違いと対処

リモコンに14、あるいは140が点滅してお湯が止まったなら、ノーリツ給湯器ではこれを本体内部の過熱防止安全装置が働いた表示としています。
同社はこの番号を修理が必要なものとして案内しており、あわせて使用中に高温のお湯が出ることがあるため火傷に注意するよう添えています。
パロマ給湯器では14と140が同じ項目にまとめられ、熱交換器などが異常に加熱している可能性を示すものとされ、コンセントの抜き差しで復帰しなければ修理という切り分けです。
本記事では、メーカーごとの14の説明・やけどを避けるための確認・修理を頼む前に控える銘板の内容まで、解説します。

給湯器dock編集部
給湯器のエラーコードと故障の症状を、メーカー公式の情報だけで調べられるサイトです。ノーリツ・リンナイ・パロマ・パーパス・長府製作所・コロナの6社について、番号ごとの意味と、自分で確認できる範囲・業者に依頼すべき範囲を分けて掲載しています。同じ番号でもメーカーが違えば意味が変わるため、公式の記載をそのまま引用し、確認した時点を明記しています。お湯が出ない、水漏れ、凍結といった症状からも探せます。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
給湯器のエラー14は過熱防止安全装置が働いたという表示
14は、お湯を作る熱交換器のまわりが想定より高い温度になったことを機器が検知し、安全のために燃焼を止めた状態を表しています。
番号そのものは異常の場所までは指していないので、どの部品が原因なのかは本体を開けて点検しないと分かりません。
ガス機器の分解はできませんから、読者側でできるのはメーカーの切り分けに沿った確認までです。
ノーリツは14を修理が必要な表示としている
ノーリツの公式FAQでは、14は「給湯器本体内部の過熱防止安全装置が働いた時に表示されます」と説明され、対応として修理が案内されています。
同社の140も「本体内部にて異常温度(高温)を検知し、過熱防止安全装置が働いたとき」とされていて、書かれている内容はほぼ同じです。
桁数で意味が変わると説明されることもありますが、両者の差を明示した記述は公式に見あたらないため、ここでは同じ性質の表示として扱います。
ノーリツのエラーコードは給湯機器だけで335項目あり、番号別の整理はノーリツ給湯器のエラー表示一覧で解説しています。
パロマは14と140をまとめて案内している
パロマは14と140を同じ「過熱防止装置の異常」として扱い、熱交換器などが異常に加熱している可能性を挙げたうえで、給湯器のコンセントを抜き差しして復帰しない場合は修理が必要としています。
ノーリツが最初から修理を案内しているのに対し、パロマは自分でできる操作を一段挟む形です。
同じ数字でもメーカーで手順が違うので、本体正面の銘板でメーカー名と型番を先に確かめてください。
14が点滅している給湯器で、最初に気をつけるのはやけど
復帰操作に手を伸ばす前に、蛇口から出るお湯の温度に注意してください。
ノーリツは14の説明の中で、使用中は高温のお湯が出ることがあるとして火傷への注意を促しています。
温度を測る部品や燃焼を加減する部品が正しく働いていない可能性がある状態なので、リモコンの設定温度と実際の湯温が一致している保証はありません。
蛇口は水側から開ける
小さな子どもや高齢の家族が先に蛇口に触れる環境では、給湯の運転スイッチを切り、水だけが出る状態にしておくほうが安全です。
浴室のシャワーは手で確かめてから体に当て、台所でも最初から混合水栓をお湯側へ振り切らないようにします。
表示がいったん消えてお湯が出るようになっても、温度が安定しているかどうかは別の話です。
においや体調の異変が重なるときは使用を止める
排気口のまわりにすすが出ている、ガスのにおいがする、給排気口が物でふさがれているといった状態が重なっているなら、14の復帰操作より先に使用を止めてください。
不完全燃焼の疑いがある場面では、ガスの元栓を閉めて換気し、契約しているガス会社に連絡します。
頭痛や吐き気、めまいなど体調に異変があるときは、気になる場合は医療機関に相談してください。
復帰しないなら修理|10年以上使った給湯器は取り替えも視野に
パロマの手順どおりコンセントを抜き差ししても14が出る、あるいはノーリツ機でそもそも修理が案内されている場合は、メーカーか販売店の修理受付に連絡します。パロマは公式サイトに修理受付の窓口を設けており、ノーリツも公式FAQから修理受付フォームへ進める形になっています。
連絡する前に銘板を控える
本体正面に貼られた銘板には、型番・号数・製造年・ガス種が載っています。
都市ガスとプロパンでは部品が違い、追いだき機能の有無でも点検する箇所が変わるため、電話口で型番を読み上げられると話が早く進みます。
表示されている番号、出たタイミング、お湯が出るかどうかもあわせて伝えてください。
ノーリツは10年以上の使用なら取り替えを勧めている
ノーリツは14の案内の中で、10年以上使用している場合は修理ではなく取り替えを勧めています。
設計上の標準使用期間が家庭用で10年とされていることが背景にあり、過熱に関わる部品を1か所直しても、同じ年数を経た他の部品が次に止まる可能性が残るためです。
号数や設置形態を含めた買い替えの判断材料は給湯器が壊れる前兆と寿命の目安で解説しています。
150・151・161との見分け方
温度に関わる番号は14だけではありません。
パロマは次のように別々の表示として案内していて、対応も一段ずつ違います。
番号を1桁読み違えると見るべき説明が変わるので、点滅している数字を落ち着いて確認してください。
パロマが案内している温度まわりの番号
| 番号 | パロマの説明 | 公式が案内する対応 |
|---|---|---|
| 14・140 | 過熱防止装置の異常。熱交換器などが異常に加熱している可能性 | コンセントの抜き差しで復帰しなければ修理 |
| 150 | 空焚き防止装置が作動 | 抜き差ししても出る場合は修理 |
| 151 | 給湯沸騰安全装置が作動。温度を測る部品かガス量を調整する部品の故障の可能性 | 抜き差しで直らなければ修理 |
| 161 | 給湯出湯温度異常(高温感知) | リモコンを入り切りして再び出れば修理 |
| 291 | 給湯熱交換器の出口温度異常。サーミスタなど温度を測る部品の故障の可能性 | リモコンを入り切りして再び出れば修理 |
番号そのものの一覧はパロマ給湯器のエラーコード一覧で解説しています。他社の説明を当てはめると意味がずれるため、必ず自宅の機器のメーカーで調べてください。
リセット操作を繰り返しても14は消えません
電源の抜き差しは、パロマが14について案内している最初の手順ではありますが、何度も繰り返す意味はありません。
1回試して復帰しないなら、そこで止めて修理に回すのが公式の切り分けです。
ノーリツは別の番号の説明で、一部使用できていた状態で電源を抜くとまったく使えなくなる場合があると明記しており、抜き差し自体が万能の操作ではないことが分かります。
設定温度を下げても安全装置は戻らない
リモコンの設定温度を下げる、給湯栓を細く開けて様子を見るといった手当ても、過熱を検知した部品そのものには関係がありません。
表示が一時的に消えても、温度を測る部品や燃焼を止める部品の状態は変わらないままです。
なお、表示が出ないのにお湯だけが出ない場合は別の切り分けになるので、お湯が出ないときの番号別の手順で解説している確認から進めてください。
よくある質問
14が消えてお湯が出るようになりました。そのまま使えますか
ノーリツは14を修理が必要な表示としており、表示が消えたことをもって復旧したとは案内していません。高温のお湯が出ることがあるという注意も付いているので、点検を受けるまでは湯温に注意しながら使い、早めに修理受付へ連絡してください。
ノーリツの14とパロマの14は同じ意味ですか
どちらも過熱防止の安全装置に関わる表示という点は共通していますが、案内されている対応が違います。
ノーリツは修理を案内し、パロマはコンセントの抜き差しを試してから修理という順序です。
番号が同じでもメーカーごとの説明に従ってください。
修理と本体交換はどちらを選べばいいですか
使用年数が判断材料になります。
ノーリツは10年以上使用している場合に取り替えを勧めており、10年未満であれば修理で続ける選択も現実的です。
見積もりの際に、部品の在庫があるかどうかもあわせて確認してください。
まとめ
14と140は、給湯器の内部が異常な高温になったことを検知して燃焼を止めた表示で、ノーリツは修理を、パロマはコンセントの抜き差しを一度試してから修理を案内しています。
どちらの機器でも、復帰を急ぐ前に高温のお湯によるやけどを避け、銘板の型番を控えてから連絡するのが安全です。
ぜひ本記事のメーカー別の説明と銘板の確認手順を参考に、無理に使い続けず点検を依頼してください。


