【2026年】給湯器のエラーコード一覧|メーカー別の意味と対処法

リモコンで点滅している数字は、給湯器がどこで異常を検知して止まったかを示す符号です。
ノーリツの公式FAQには給湯機器のエラー表示だけで335項目が並んでおり、番号はメーカーごとに割り振りが違います。
パロマの252とノーリツの252のように、数字が同じでも公式の説明と対処が一致しないことも珍しくありません。
さらにややこしいのが、この数字の中に故障ではないものが混じっていることです。
88と888は点検時期を知らせる表示で、ノーリツもリンナイも長府製作所も「故障や不具合ではない」としています。
本記事では、番号から止まった場所を絞る見方・自分で確認できることと業者を呼ぶべき状態の分かれ目・本体の銘板で型番と号数を調べるやり方まで、解説します。

給湯器dock編集部
給湯器のエラーコードと故障の症状を、メーカー公式の情報だけで調べられるサイトです。ノーリツ・リンナイ・パロマ・パーパス・長府製作所・コロナの6社について、番号ごとの意味と、自分で確認できる範囲・業者に依頼すべき範囲を分けて掲載しています。同じ番号でもメーカーが違えば意味が変わるため、公式の記載をそのまま引用し、確認した時点を明記しています。お湯が出ない、水漏れ、凍結といった症状からも探せます。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
給湯器のエラーコードは、止まった場所を指す番号
エラーコードは、給湯器が内蔵のセンサーで検知した異常の内容に対して、メーカーがあらかじめ割り当てた番号です。点火できなかったのか、温度が上がりすぎたのか、リモコンとの通信が切れたのかによって別の番号が出るので、番号が読めれば止まっている場所がある程度絞れます。
桁数は機種によって変わる
パロマは公式FAQで「11」と「111」、「14」と「140」、「29」と「290」を同じ内容として併記しています。
2桁で出るか3桁で出るかは機種によって異なるため、桁が違うだけで別の異常だと考える必要はありません。
ノーリツとリンナイも88と888を同じ点検時期の表示として扱っています。
故障ではない表示も混じっている
88・888は、製品が設計上の標準使用期間に達したことを知らせる表示です。
ノーリツは家庭用で10年、業務用で3年に相当する使用でこれを出すとしており、故障ではないため使用は続けられるものの、法定点検またはあんしん点検を受けるよう勧めています。
点検を受けない限り表示は消えず、ユーザー操作で消す方法は公式に案内されていません。
消し方と点検の申し込み先はノーリツの888が故障ではない理由と点検費用の目安で解説しています。
同じ番号でもメーカーが変われば意味が変わる
番号の割り振りはメーカーごとに独立しているため、他社の説明を自分の機器に当てはめると判断を誤ります。252を例にすると、パロマは「ふろの循環水量スイッチが、循環量が少ないのにONになっている状態」として修理を案内する一方、ノーリツは循環を検知するスイッチ等の不具合としたうえで、GTSシリーズの標準タイプでは呼び水を試す手当てを載せています。
コロナの給湯機に88という表示はない
コロナの石油給湯機のエラーサインは2〜59とA〜F2、エコキュートはE01〜E68やH01〜H50などで構成されており、公式の一覧に88は載っていません。「コロナ 給湯器 エラー88」という調べ方をされることがありますが、これはノーリツ・リンナイ・長府の点検時期表示との混同である可能性が高いです。
111は各社で説明の深さが違う
パロマは11・111を「点火できなかった」として、ガス供給と元栓の確認を案内しています。
リンナイは111をガス供給関連のエラーに分類していますが、111単独の詳しい説明は公開しておらず、11について「点火不良。ガスの元栓が閉まっていないか確認する」と記載するにとどめています。
メーカー別の扱いはエラー111が出たときのメーカー別の対応で解説しています。
給湯器のエラーは、自分で確認できる範囲から切り分ける
公式が最初に案内している確認は、たいてい給湯器の外側にあります。
パロマは11・111に対して、他のガス機器も点火できないときやガスメーターが遮断しているときはガスが止まっているため、契約しているガス会社に連絡するよう案内しています。
パーパスもE5で、ガスコンロが正常に点くなら給湯器側、点かないならガス供給会社へ、という切り分けを示しています。
冷え込んだ日と大雨の日は読み方が変わる
同じ番号でも、天候によって原因の見当が変わります。
パロマは冬場に632・412・252が出た場合、追いだき配管の凍結の可能性があるとして、循環口の上端より5cm以上まで水を入れ、気温が上がって自然に解凍するのを待つよう案内しています。
台風や豪雨のあとに111・11・121・12が出たときは、機器内の湿度が高くなって一時的に点火しづらくなることがあるとしています。
電源の抜き差しは条件つきで案内されている
コンセントの抜き差しは、パロマが290や510などで復帰操作として挙げています。
ただし万能ではなく、ノーリツは通信異常の760について、一部使用できていた状態で電源を抜くとまったく使えなくなる場合があると注意しています。
給排気口がふさがっている疑いや不完全燃焼に関わる表示が出ているときは、復帰操作で使い続けず、使用を止めて連絡してください。
ノーリツ機の11と111の違いはノーリツのエラー11と111の見分け方で解説しています。
燃焼側で止まる番号と、浴槽側で止まる番号
番号は、ガスと給排気の系統で止まったものと、湯はり・追いだきの系統で止まったものに大きく分かれます。
前者はお湯そのものが出なくなり、後者はシャワーは使えるのに浴槽の操作だけができないという形で現れます。
代表的なものを並べます。
| メーカー | 表示 | 公式の説明 | 自分で確認できること |
|---|---|---|---|
| ノーリツ | 88・888 | 点検時期の知らせで故障ではない | 点検の申し込み(点検まで消えない) |
| パロマ | 11・111 | 点火できなかった | ガスの供給、元栓、他のガス機器 |
| パロマ | 10・101・102 | 燃焼ファンの送風量が足りない | 吸気口・排気口の詰まり |
| パロマ | 632 | 運転中に浴槽の湯量が少ない | 排水栓、循環口の網の汚れ |
| パロマ | 760・76 | 給湯器とリモコンの通信異常 | 改善しなければ修理 |
| ノーリツ | 14 | 過熱防止安全装置が働いた | 修理が必要・高温のお湯に注意 |
部品名が出てくる番号は修理側
電磁弁、サーミスタ(温度を測る部品)、水量を測るセンサーといった部品名が公式の説明に出てくる番号は、交換でしか直りません。
パロマは311・312・321・322・331をサーミスタの断線または短絡、240・24をリモコンのスイッチ故障として、部品やリモコンの交換を案内しています。
お湯が出ない状態から番号で原因を追う場合は、お湯が出ないときのエラー番号別の確かめ方と、高温のお湯に注意が要るノーリツの140で出る症状と対処もあわせて確認してください。
燃料と給湯器のタイプで、出る番号が変わる
都市ガス・プロパン(LP)ガス・石油・電気のどれで沸かしているか、追いだきがあるかどうかで、そもそも出ない番号があります。給湯専用機に632や252は出ませんし、ガス機と石油機では点火不良の原因が別物です。
エコジョーズにしか出ない番号がある
エコジョーズは排熱を再利用する高効率型で、燃焼時に酸性のドレン水が出るため、それを中和する中和器を内蔵しています。
290や920はこの中和器とドレン配管に関わる番号で、従来型には出ません。
ノーリツは920を中和器の寿命が近づいた知らせとし、しばらくすると930に変わって給湯器が使えなくなるとしています。
中和器交換の参考費用の目安は、ノーリツがガス給湯器で17,000円〜48,500円程度(税込)としています(2026年8月時点)。
石油機の点火不良は灯油とタンクから
ノーリツは110について、石油機では灯油切れやオイルタンクに溜まった水の吸い込みが考えられるとし、灯油を半分以上補給してエア抜きをする、屋外設置用タンクの水抜きをするといった確認を案内しています。
設置したばかりなら送油管に空気が残っていることもあります。
ノーリツ機の番号をまとめて確かめたい場合はノーリツの番号別エラー表示一覧で解説しています。
自分の給湯器の型番と号数は、本体の銘板で分かる
修理を頼むときも、交換を検討するときも、最初に聞かれるのが型番です。本体正面に貼られた銘板に、型番・号数・製造年・ガス種がまとめて書かれているので、スマートフォンで撮っておくと電話口でそのまま読み上げられます。
号数とガス種は付け替えの可否を決める
号数は、水温を25℃上げたお湯を1分間に何リットル出せるかを表す数字で、16号・20号・24号が主流です。
数字が小さいほど同時使用に弱く、シャワーと台所を同時に使う家庭では号数を下げると不満が出ます。
ガス種が違う機器は付け替えられないため、都市ガスとプロパンの別も銘板で必ず確かめてください。
リンナイは過去のエラー履歴を呼び出せる
表示がいったん消えてしまい、何番だったか分からないときもあります。
リンナイは、給湯温度の▲を押しながら運転ボタンを押すと、最新のものから9つのエラー履歴を順に表示すると案内しています。
運転の入/切どちらでも操作でき、同じ操作で元の表示に戻せます。
浴室リモコンでも同じことができます。
10年を超えた給湯器は、修理と交換の両にらみになる
ノーリツは14・252・920のいずれについても、10年以上使用している場合は修理ではなく取り替えを相談するよう案内しています。設計上の標準使用期間が家庭用で10年とされているのは、その年数を超えると部品の劣化が複数箇所で同時に進むためで、1か所直しても次が出る可能性が残ります。
点検を受けるか、取り替えるかの二択になる表示もある
パロマは点検お知らせ表示について、部品の劣化が進んでいる可能性があるとして、有料の点検を受けるか、点検を受けない場合は製品の取り替えを勧めています。
長府製作所も888に対してあんしん点検(有料)の受診を案内しています。
表示が出た時点では壊れていないので、お湯が出なくなる前に判断できる数少ない機会になります。
買い替えを考える時期の見当は給湯器が壊れる前兆と寿命の見きわめで解説しています。
よくある質問
エラーコードが消えたら、そのまま使っていいですか
番号によります。
88・888は点検を受けるまで繰り返し出ますし、920は放置すると930に変わって運転が停止します。
一方でパロマは510について、コンセントの抜き差しで消えたあとお湯を出してエラーが出なければそのまま使えるとしています。
消えた番号を控えておき、再発するかどうかで判断してください。
リセットすれば直りますか
中和器に関わる920・930はリセットできません。
部品交換以外に表示を消す方法はなく、930になると給湯器そのものが使えなくなります。
復帰操作が案内されている番号でも、繰り返し出る場合は制御や部品の不具合が残っているため、修理の依頼が必要です。
ガス会社とメーカーのどちらに連絡すればいいですか
他のガス機器も点かない、ガスメーターが遮断しているといった場合は、ガスが止まっているので契約しているガス会社へ連絡します。
他の機器は使えて給湯器だけが止まっているなら、メーカーの修理受付が窓口です。
連絡するときは銘板の型番と、点滅していた番号を手元に用意してください。
まとめ
給湯器のエラーコードは、メーカーごとに割り振られた番号なので、まず自分の機器のメーカーを確かめてから番号を調べてください。88・888のように故障ではない表示もあれば、920のように部品交換でしか消えないものもあり、番号によって打つ手がはっきり分かれます。
自分で確認できるのは、ガスの供給、吸気口と排気口、浴槽の排水栓と循環口、ドレン配管の先といった給湯器の外側までで、部品名が出てくる番号は修理の領域です。ぜひ本記事の切り分けを参考に、銘板の型番と点滅していた番号を控えたうえで、連絡先を選んでください。


